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「新春の集い2011」講師・寺田啓佐さん

公開日: : 最終更新日:2010/12/06 新春の集い2011

今回は「新春の集い2011」2日目・1月10日登場、

発酵玄米酒「むすひ」でおなじみの
寺田本家23代目当主 寺田啓佐(てらだ・けいすけ)さん
の情報をお届けします。

蔵元は、不思議と女系家族なのですって。
これも微生物の働きなんでしょうね。

なので、23代当主の寺田啓佐もお婿さん。
もちろんお子さんも女の子さんたちで、
お婿さんをとられています。

創業は、延宝年間。江戸幕府将軍は徳川家綱、徳川綱吉の頃より
300年以上年と、代々続く寺田本家さんのなかでも、
指折り数える変革期を乗り越えたのが、寺田啓佐さんではないでしょうか。

敗戦後の経済復興のなか、効率を求める時代へ変わり、
薬品で蔵の菌を殺し、定められた菌で、同じ工程で効率よくつくるお酒へ。

お酒といえば、日本酒。という時代が終わりを告げ、
そのような中、ご自身の体調をくずされ、
自分が腐敗しているのだと気付かれます。
その気付きから始まった「発酵道」

寺田社長の書籍のなかから、すこーしだけ、そのエッセンスをお受け取りください。

『発酵道』(初版2007年8月30日 河出書房新社刊)
 より一部抜粋にてお届けします。

————— ここから転載 ————————

「腐敗した社会を発酵の場へ」

人工的に作られた乳酸で発酵させて、確実に大量の酒を作る。
もともと琥珀色の酒を、どこまでも無色透明に変えてしまう。
米のうまみを雑味として、できるかぎり取り除いてしまう。

アルコールを添加して、または初期段階で熱風処理などをして
生産性を追及する。

こういった酒造りの原動力となるものは、
いったい何なのか?
それは、競争に勝つことにほかならない。

もちろんそれは、酒造業界に限った話ではない。
ただひたすら利益を追求し、成功して勝ち組となることが、
長いあいだ多くの日本人の目標となってきた。

…(中略)…

私たちは、利潤を追い求めすぎて、社会をすっかり腐らせてしまった。
腐敗させてしまったのだ。
人類が自滅の道をひた走るほどに。

それは、もう手遅れなのか?
腐敗行きの列車は、走り続けるしかないのか?

このままでは大きな脱線事故につながることがわかっているのに。
いや、それでは困る。
そうなってはならないのだ。
ならば、どうしたら?

そう考えたとき、酒蔵の微生物たちが私に教えてくれた。

「自然に還れば、また発酵していくよ」と。

自然界は、競争原理よりも協調原理のほうが強く働いている。
微生物たちを見ていれば、共生の世界、
相互扶助の世界であることがわかる。

それぞれが使命・役割を果たしながら、
生態系全体の安定を保ち、循環が成り立っているのだ。

人としての生き方を微生物に学び、
自然に還れば、腐敗した社会はまた発酵し、
争わずとも活かされる道が開けていくはずだ。

…(中略)…

競争から共生へ、
奪い合いから分かち合いの世界へと、
今こそ大きく転換するときが来た。

…(後略)…

————— 転載ここまで ————————

微生物の力はすごいです。

そもそも、人の体も、
微生物くんたちが活躍して機能しています。

人が、微生物の働きに学び、まね(真似)ぶとき、
体がよろこび、人として活力が増し、
活力のある人たちが集う町が、活気づき、
活気ある町が集う都市が、国がよき働きとなるのは、
当たり前のことなのでしょうね。

人として、組織として
これからの生き方に迷ったとき、

寺田啓佐さんが、酒蔵という微生物の世界の最前線で感じ取られた、
宇宙の、自然の調和の世界にこそ、答えがあるのだと思います。

どうぞ本物に出会ってください。

ご縁に感謝
すがわら^^

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にんげんクラブ・幸塾『新春の集い2011』 

1月9日(日)-10日(月・祝) 2日間開催!
会場:東京ウィメンズプラザ
主催:新春の集い2011実行委員会

詳細プログラム、お申し込みはこちらから

http://www.saiwaijyuku.gr.jp/

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