「思い出すだけでよい。なぜなら、そこに全てあるから」
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日記
『すばらしきかな日本 -伊勢神宮の神域に遺された「知られざる神宝」- 物部尾輿(もののべおこし)編』
刊行によせて
伊勢神宮の奉納文を閲覧したのは、2012年初春のことでした。古事記編纂から1300年という節目に、日本国最古の国書という存在と、その編纂者の研究をし始めた折、著者大下伸悦さんより、「九十九葉の奉納文」が保存されている事実を教えてもらいました。
さっそく現地へ向かい、手にした実感は、簡単に言葉にできるものではありませんでした。
歴史上の人物たちが、祈念の筆をとったその筆づかいから伝わってくる何か、全身全霊をこめて事に当たる姿は、見えないけれども、やはり感じる何かがあります。
今日使われている文字とは異なっていても、やはりそれは同じでした。
その見慣れない文字も、調べてみれば、驚くことに、現在の五十音表と構成は全く同じなのです。
縦の母音、横に子音、5段10列の50音。小学校入学の頃には、どの家庭にも、ひとつはその表が貼り付けられています。その50音表のや行、わ行に、空欄があるのを私たちは見慣れていますが、はじめこそ、なぜだろう、と思いませんでしたか。
感動したのは、その空白部分が、神代文字・・・伝統文字には、あるのです。ゐ、ゑ、だけではありません。ヤ行のイ、エ段、そしてワ行のウ段、しっかりそのコトタマ(言霊)を形で表現された文字があることを知ったときには、なにかとてつもない発見をした気になり、震える思いでした。
古事記では、神様が順番に御生まれになる表記があります。著者によれば、母音と子音の織りなすひとつひとつのバイブレーションに神様のお名前が付けられており、神名は、大自然が織りなす原初の現象、働きのことを示しているとのことです。そうであれば、今、わたしたちは、いくつかの神様を見失った日常の暮らし方をしていることになります。
よりよく生きるために私たちは学びます。その学び方は、素直に観て、より素直に考えていく。
この学びはまさに日々の生活のなかにあり、今この瞬間にあります。
この書籍の役割をひとことでお伝えするなら、著者の言葉を拝借し、
「思い出すだけでよい。なぜなら、そこに全てあるから」
そのものであると感じています。
新しい文化を創造する大きなうねりの一翼を担う想いのもと、この一冊を、未来を創造する子供たちに届けます。
新日本文芸協会 理事長 菅原克行
すばらしきかな日本 ―伊勢神宮の神域に遺された「知られざる神宝」― (物部尾輿編)
物部尾輿(もののべおこし)奉納文
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